福岡県北九州市の日帰り手術専門クリニック「北九州まつむら日帰り外科クリニック」です。当院では、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。
鼠径ヘルニアは、太ももの付け根(鼠径部)に膨らみが現れる病気で、加齢や筋力の低下などが原因で起こります。なかでも最も多いのが外鼠径ヘルニアで、特に男性に多くみられる疾患です。
本記事では、外鼠径ヘルニアの原因や特徴、内鼠径ヘルニアとの違い、さらに治療法について解説します。
外鼠径ヘルニアとは?

外鼠径ヘルニアとは、鼠径部にある筋肉や腱のすき間から、腸などの腹腔内臓器が皮膚の下に突出する病気です。特に成人男性に多くみられる疾患です。
鼠径ヘルニアは、発生部位によって「外鼠径ヘルニア」「内鼠径ヘルニア」「大腿ヘルニア」の3つに分類されます。このうち最も多いのが外鼠径ヘルニアで、全体の約7〜8割を占めるといわれています。
外鼠径ヘルニアは、腹壁の弱い部分である鼠径管を通って腸が出てくる状態を指します。鼠径管とは、男性では精索(睾丸へつながる管)が、女性では子宮円索と呼ばれる組織が通る通路です。この通路は本来閉じているべき構造ですが、加齢や筋力の低下、慢性的な腹圧の上昇などによって組織が弱まり、腸が押し出されて膨らみとして現れます。
外鼠径ヘルニアは乳幼児から成人まで幅広い年齢層で発症しますが、特に男性に多い傾向があります。放置すると膨らみが大きくなり、痛みや嵌頓といった危険な合併症を起こすことがあるため、早めの受診が大切です。
外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニアの違い

外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニアは、鼠径部におけるヘルニアの発生部位によって区別されます。
外鼠径ヘルニアは、腹壁の弱い部分である鼠径管を通って腸が外側へ突出するタイプのヘルニアです。一方、内鼠径ヘルニアは鼠径管を通らず、鼠径部の内側にある筋肉(鼠径三角/Hesselbach’s triangle)の弱くなった部分から腹膜や腸管が飛び出してくるタイプです。
発症の傾向としては、外鼠径ヘルニアは小児から成人に多く見られるのに対し、内鼠径ヘルニアは中高年の男性に多く、加齢による筋肉の衰えが主な原因とされています。
外鼠径ヘルニアの治療法

外鼠径ヘルニアをはじめとする鼠径ヘルニアの治療には、手術以外に根本的な方法はありません。発症の原因が筋肉や腹壁の構造的な弱まりにあるため、薬の服用や生活習慣の改善だけで治すことはできません。
主な手術方法には、鼠径部を直接切開して修復する「鼠径部切開法」と、内視鏡を用いて行う「腹腔鏡手術」の2種類があります。いずれの方法でも、ヘルニアが生じた部位(ヘルニア門)を医療用メッシュで補強・修復するのが一般的です。
従来は入院での治療が主流でしたが、現在では日帰り手術が広く普及しています。全国的に鼠径ヘルニアの日帰り手術専門クリニックも増えており、安全性と利便性の両面から患者様の負担軽減が図られています。
当院もそのような専門クリニックの一つとして、安心して治療を受けていただける環境を整えております。
鼠径ヘルニアの治療は北九州まつむら日帰り外科クリニック

福岡県北九州市の北九州まつむら日帰り外科クリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。当院では、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。
診療を担当する松村院長は、外科専門医(日本外科学会認定)、消化器外科専門医(日本消化器外科学会認定)に加えて、日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科 鼠径ヘルニア)を取得しています。技術と経験に基づく内視鏡日帰り手術による治療を提供致します。
鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

2024年10月1日に福岡県北九州市に開院予定の日帰り手術専門クリニック。
北九州まつむら日帰り外科クリニックでは、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアや手掌多汗症を治療します。