外科は手術を行うだけでなく、けがやできものなど幅広い疾患を診療する診療科です。北九州まつむら日帰り外科クリニックでは、鼠径ヘルニアや手掌多汗症の日帰り手術に加え、一般外科の診療も行っています。
当院で対応している一般外科の診療内容をご紹介します。
できもの
できものとは、皮膚に生じるしこりや腫瘍のことを指します。粉瘤、脂肪腫、イボ、ほくろなど、さまざまな種類があり、身体のあらゆる部位に発生する可能性があります。
悪性腫瘍である場合はもちろんですが、イボや粉瘤のような良性のものでも、早期に手術(治療)を行うことで将来的な負担を軽減できます。

特に、初期の段階では痛みなどの自覚症状がないことが多いため、そのまま放置されるケースも少なくありません。しかし、時間が経つにつれて症状が進行すると、痛みや出血、悪臭が生じたり、サイズが大きくなったりすることがあります。さらに、中には悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性があるため、注意が必要です。
できものに異変を感じた場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
粉瘤(表皮嚢腫・アテローム)

粉瘤は、皮膚の下にできる良性の腫瘍で、「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」とも呼ばれます。皮膚の下に袋状の構造が形成され、その中に角質や皮脂が溜まることで発生します。
弾力のあるしこりやふくらみとして皮膚の下に現れ、ドーム状に盛り上がるのが特徴です。発症の正確な原因は明らかではありませんが、皮膚の外傷やウイルス感染が影響すると考えられています。
粉瘤は自然に消えることはなく、根本的に治すには外科的な摘出手術が必要です。放置すると次第に大きくなり、独特の臭いを発したり、炎症を引き起こしたりすることがあるため、早期の治療が重要です。
脂肪腫(リポーマ)

脂肪腫とは、皮膚の下に発生する良性の腫瘍で、「リポーマ」とも呼ばれます。皮膚の下に発生する腫瘍の中でも、粉瘤と並び頻度が高い疾患とされています。
脂肪細胞が増殖して塊を形成し、徐々に皮膚がドーム状に盛り上がるのが特徴です。脂肪腫は幼少期に発生することが多いと考えられていますが、その成長は緩やかで、時間の経過とともに少しずつ大きくなる傾向があります。そのため、40~50歳代に多く見られる病気です。
脂肪腫は自然に治癒することはなく、治療には外科手術による摘出が必要です。手術では、脂肪腫に関連する組織を残さないよう、かたまりごと摘出します。小さいサイズの脂肪腫であれば、局所麻酔を用いた日帰り手術が可能です。
切り傷(切創)
当院では、切り傷(切創)の診療も行っています。切創の治療では、適切な処置を施し、感染や後遺症のリスクを最小限に抑えることが重要です。適切な治療を受けることで、傷の悪化を防ぎ、早期回復につながります。
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