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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術|腹腔鏡手術と鼠径部切開法について

福岡県北九州市の日帰り手術専門クリニック「北九州まつむら日帰り外科クリニック」です。

当クリニックでは、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

この記事では、「鼠径ヘルニアの治療法となる手術」についてご紹介をします。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニア

ヘルニアはラテン語で「飛び出る」という意味があります。鼠径は足の付け根(鼠径部)を指し、鼠径ヘルニアは鼠径部に起こるヘルニアを意味します。

鼠径ヘルニアは、お腹の中の小腸や大腸、内臓脂肪などが筋肉の隙間を通って皮膚の下へ飛び出てくる状態を指します。そのため、足の付け根付近がピンポン玉くらいの大きさで膨らみます。膨らむ際には腹膜(お腹を包む袋)が伸びるので、引っ張られる感じや下腹部に違和感を感じることもあります。

基本的な症状は、「立った状態やお腹に力を入れると膨らみ、仰向けになると引っ込み元通りになる」というものです。

鼠径ヘルニアの治療法は手術のみ

内視鏡手術

鼠径ヘルニアの原因は筋肉にあるため、薬による治療はできません。また、すでに開いてしまった筋肉はトレーニングを行っても補強することはできません。

完治を目指すには、外科的手術を行う以外に方法はありません。
手術方法には、主に従来の「鼠径部切開法」と内視鏡を使用した「腹腔鏡下手術」の2つのパターン
があります。

鼠径部切開法

鼠径部切開法は、鼠径ヘルニアの治療分野で従来から行われている方法です。

ヘルニアが発症している側の皮膚を5〜8cm切開し、筋肉をよけながらヘルニアの飛び出ている腹膜と穴を確認します。この部分をメッシュで覆うか、メッシュを詰めることで修復します。
手術の所要時間は30分前後です。

利点としては、全身麻酔が必要なく局所麻酔で治療可能であることが挙げられます。一方で、欠点としては、傷が大きくなるため、痛みが強く出やすいことが挙げられます。

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術は、1996年に日本に導入された方法です。

お臍と左右腹部に5mmの筒を刺し、お腹の中から手術を行います。ヘルニアの原因になっている穴を直接確認し、お腹の腹膜を広く剥離してメッシュを展開し修復します。
手術の所要時間は片側1時間前後です。

利点としては、確実にメッシュが展開できることや、鼠径部切開法と比べて痛みが軽いことが挙げられます。また、鼠径部切開法とは異なり、両側の鼠径ヘルニアを一度で治療可能です。
欠点としては、全身麻酔が必要となることや、鼠径部切開法と比較して手術時間がやや長い傾向にあることが挙げられます。

まとめ

待合

この記事では、「鼠径ヘルニアの手術」についてご紹介をしました。

鼠径ヘルニアの治療は、外科的に手術を行う以外に方法はありません。
手術方法は、主に従来からある「鼠径部切開法」と内視鏡を使用した「腹腔鏡下手術」の2つ
があります。

実際の治療においては、患者さん側の要因や執刀医が得意とする手術方法、各手術の利点や欠点を踏まえて総合的に判断し、治療を行います。

鼠径ヘルニアの治療は北九州まつむら日帰り外科クリニック

内視鏡手術

福岡県北九州市の北九州まつむら日帰り外科クリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。当院では、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

診療を担当する松村院長は、外科専門医(日本外科学会認定)、消化器外科専門医(日本消化器外科学会認定)に加えて、日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科 鼠径ヘルニア)を取得しています。
技術と経験に基づく内視鏡日帰り手術による治療を提供致します。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

※北九州まつむら日帰り外科クリニックは、2024年10月1日に開院予定です。

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