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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニア・脱腸は放置期間を問わず、早期治療が重要!

福岡県北九州市の日帰り手術専門クリニック「北九州まつむら日帰り外科クリニック」です。当院では、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

本記事では、鼠径ヘルニアを放置することで生じるリスクや、早期に治療を受けることの重要性について解説します。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニア

「鼠径(そけい)」とは、足の付け根にあたる部位を指し、「ヘルニア」はラテン語で「飛び出る」という意味を持ちます。つまり、鼠径ヘルニアとは、鼠径部に発生する臓器の脱出(ヘルニア)のことを意味します。

具体的には、腹腔内にある小腸や大腸、内臓脂肪などが、筋肉の隙間(ヘルニア門)を通って皮膚の下に飛び出す状態を指します。このため、足の付け根付近にピンポン玉ほどのやわらかい膨らみが現れることがあります。

典型的な症状としては、立っているときやお腹に力を入れたときに膨らみが目立ち、仰向けになると自然にへこんで元に戻るという特徴があります。成人の鼠径ヘルニアは、女性よりも男性に多く見られ、とくに中高年の男性に好発します。

鼠径ヘルニアの放置は危険

鼠径ヘルニアの症状

鼠径ヘルニアは、発症初期においては鼠径部に小さな膨らみが現れる程度で、症状が軽いために放置されがちです。また、場所がデリケートな部位であることから、受診をためらう方も少なくありません。

しかし、鼠径ヘルニアを放置すると、徐々に症状が悪化し、危険な状態である「嵌頓(かんとん)」を引き起こすリスクが高まります。

鼠径ヘルニアの嵌頓

嵌頓とは、脱出した腸管が筋肉の隙間にはまり込み、締め付けられた状態を指します。嵌頓の状態が起こると、腸の血流が悪化し、腸閉塞を起こしたり、さらに進行すると腸が壊死してしまうこともあります。壊死した腸が原因で腹膜炎を起こすと、命に関わる状態となり、緊急手術が必要になることもあります。

この嵌頓は、鼠径ヘルニアの初期段階でも発症する可能性があります。嵌頓の発症リスクは数%とされ、発症確率としてはそこまで高くはありません。しかし、嵌頓発症後のリスクの高さを考慮すると、鼠径ヘルニアは早期に診断し、適切な治療を受けることが重要です。

鼠径ヘルニアの嵌頓
鼠径ヘルニアの嵌頓

鼠径ヘルニアの治療

腹腔鏡手術

鼠径ヘルニアは、筋肉や腱膜の構造的な弱さが原因で生じるため、薬による治療は効果がありません。また、一度開いてしまった筋肉のすき間は、トレーニングによって補強することもできません。

鼠径ヘルニアを根本的に治すためには、外科的な手術以外に方法はありません。手術方法には、従来から行われている鼠径部を直接切開する方法と、内視鏡を用いた腹腔鏡手術の二つがあります。治療にあたっては、ヘルニアが発生した部位を医療用メッシュで補強するのが一般的です。

まとめ

北九州まつむら日帰り外科クリニック

鼠径ヘルニアとは、足の付け根にあたる「鼠径部」に発生する臓器の脱出(ヘルニア)のことを意味します。一般的には「脱腸」とも呼ばれ、成人では高齢の男性に多くみられます。

この鼠径ヘルニアを放置すると、症状が徐々に悪化し、危険な合併症である「嵌頓(かんとん)」を引き起こす可能性があります。嵌頓とは、脱出した腸管が筋肉の隙間にはまり込み、締め付けられて血流が遮断される状態です。血流が悪くなることで腸閉塞が生じ、さらに進行すると腸が壊死する危険性もあります。

嵌頓は、症状の軽い初期の鼠径ヘルニアでも突然発生することがあるため、放置することは危険です。そのため、鼠径ヘルニアが疑われる場合は、症状が軽くても早めに専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。

鼠径ヘルニアの治療は北九州まつむら日帰り外科クリニック

北九州まつむら日帰り外科クリニック

福岡県北九州市の北九州まつむら日帰り外科クリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。当院では、内視鏡(腹腔鏡)を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

診療を担当する松村院長は、外科専門医(日本外科学会認定)、消化器外科専門医(日本消化器外科学会認定)に加えて、日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科 鼠径ヘルニア)を取得しています。技術と経験に基づく内視鏡日帰り手術による治療を提供致します。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

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